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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第226号 『あなたは何歳まで働けそうですか?』
    ~老後を見据えて、早めに生活設計をしましょう~
2015/09/15

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第226号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、
ハッピーな人生を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」
管理人の川瀬です。

 
今日は老後の働き方、暮らし方についてです。

さて、老後は何歳まで働けますかね。
 

■あなたは何歳まで働けそうですか?

 

皆さんは何歳まで働きたいですか?

身体が動く限り働きたいという人もいれば、早めにリタイアしたいという人もいるでしょう。

 

現実的に今の年金制度と自分の老後の生活を考えたとき、「老後になっても働いて収入を得つづけないと厳しい」という人が多くなるだろうと思います。

 

「いつまでも良い待遇で働くことができる」というのは、長生き時代かつ年金不安時代に生きる私たちのひとつの目標になるかもしれません。

 

…という中、「さすがは世界のトヨタですな」という記事です。

 

<トヨタ再雇用 同待遇で 労使合意、シニアの力活用>

(2015年9月9日付 日本経済新聞)

『トヨタ自動車は工場で働く社員約4万人を対象に、新たな人事制度を2016年1月に導入することで労働組合と合意した。再雇用制度を刷新し、定年退職後も65歳まで現役時代と同水準の処遇を維持することが柱となる。日本企業は労働力不足による競争力低下が懸念されている。国内最大級の工場従業員を抱えるトヨタがシニア人材活性化に動くことは、大企業の生産現場の働き方改革に影響を与えそうだ。』

 

日本のほとんどの企業には定年後も働くことが出来る「再雇用制度」があります。ただほとんどの場合、60歳で定年になって、再雇用された時の給与は以前に貰っていた額の6~7割くらいにダウンするのが普通です。

この記事のポイントは「トヨタは再雇用後も65歳まで現役時代の同水準の処遇を維持する」というところです。これはもはや実質的には65歳までの定年延長ですね。

 

従業員にとっては長く良い条件で働けるというのは大きな安心感です。トヨタにとっても生産力を維持するための人材確保は常に課題でしょうから、早めにこういう良い雇用条件をアナウンスして人材の流出を防止したり、良い人材を獲得したりしたいのでしょう。

 

トヨタにとっては人件費負担が増すことになりますが、そこは「国内販売力の維持と生産性向上で吸収する。」とのことです。カッコイイですね。

 

 

■トヨタに続くことが出来る企業はあるのか?

 

しかし、トヨタに続くことの出来るほどの企業はどれだけいるかというと…それほど多くないのではないかと思います。

 

2012年に改正高年齢者雇用安定法が成立して、原則60歳の定年後も希望者全員を雇用することが企業に義務付けられました。

それまでは雇用延長の対象者を選ぶことが出来たのですが、改正後は「希望者は全員雇用」ということになりました。

ですから私たちは継続雇用を希望すれば全員65歳までは働くことが出来ます。

 

ただ、当時の産業界からは反対や懸念の声は少なくありませんでした。

 

 

決して、トヨタのように先行きの業績見通しが明るい会社ばかりではありません。日本はすでに成熟した低成長経済になっています。多くの企業では再雇用はしたくないのが本音だと思います。ですから再雇用はしてもらったとしてもやはり給与は下がるのが普通と思っておいた方がいいと思います。

 

ほとんどの日本企業には「定年制」というある意味強制解雇のような制度があるのです。私たちがいくら働きたいと願っても必ずしも働くことが出来るわけではないのです。

 

 

■ライフプランで将来を見つめましょう

 

私はFP(ファイナンシャルプランナー)の仕事をしていますので、住宅ローンを希望されるようなお客様のライフプラン・シミュレーションをよくやっています。

最近感じるのは、はじめて住宅購入される方が高年齢化していることです。

こういう方のライフプランはちょっと厳しくなります。

例えば、ご主人が35歳で結婚、37歳の時に一人目のお子様。39歳で二人目。そして40歳で家を買う、というようなパターンです。

上のお子さんが大学に入る時にご主人は55歳くらい。そして下のお子さんが大学を出て、子育てが終わる時にはご主人は61~62歳になっています。もう再雇用されているタイミングですね。

その時点でまだ住宅ローンの残高は半分くらい残っています。さらに両親は80代半ばに差し掛かっていて介護が必要になる年齢です…。

 

結構大変です。

住宅ローンや子供の教育費や親の介護費を負担しながらも貯蓄が出来るくらいの水準に生活レベルを設定しておくことが大事です。

65歳になって年金がもらえたらもうOK!ではありませんね。65歳を過ぎても働けるようなスキルを持つこと。そして何より健康を維持すること。

ローン返済であっぷあっぷということにならないように、将来を見つめて備えておきましょう。

 

今回は以上です。

次回もお楽しみに!

 

 

【編集後記】 「大事なコト」

 

集中豪雨による鬼怒川水害は衝撃的でした。被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

翌朝、東京では地震があり、週明けには阿蘇山が噴火します。予測不可能が自然の猛威の前に私たちはなすすべもありません。それに比べたら老後の生活設計なんて、だいたい予測はできるし、備えることも出来ます。大事なことは「現実から目を背けないこと」でしょうね。「現実を見つめて、悲観的に準備をして、楽観的に暮らす」。これが大事かと。