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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第119号 『がんばろう!中小企業 生き残りのカギは何か?』
    ~経営者は夢を語ろう!~
2011/06/21

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第119号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

東日本大震災により被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
今回は苦境に立たされている多くの中小企業の皆さまに向けて、です。

『がんばろう!中小企業 生き残りのカギは何か?』
  ~経営者は夢を語ろう!~

■中小企業向け融資が激減!

中小企業向け融資残高が大幅に減っています。
2010年度の「中小企業白書」によりますと、2000年には全金融機関合計で約340兆円あった中小企業向け融資が、2010年には約250兆円になっています。10年で約90兆円も減少したことになります。
横浜銀行さんクラスの総貸出残高がだいたい9兆円くらいなので、大きな地銀クラスが10行くらいなくなったのと同じくらいのインパクトです。
健全に会社経営をして、企業が成長していけば必要となる運転資金は増えて行くはずです。融資額が減少してきたということは、その逆が起きているということです。つまり中小企業の経営がどんどん衰退し、経営規模が縮小しているということになります。

私がいた経営コンサルティング会社では「世の中の雇用の7割を支えているのは中小企業。中小企業の活性化こそが日本経済の活性化である。」という理念がありました。
しかし、リーマンショック、円高、東日本大震災と経営環境には次から次へと逆風が吹き続けています。
中でも特に経営資源に乏しい中小企業は今の危機を乗り切るためのパワーが不足しているのです。

■「中小企業=弱者」? 要は経営手腕です!

中小企業白書なんかと読んでいるといつも「中小企業=弱者」的な記述が多くて暗い気持ちになります。ただ企業経営の現場で一社一社を見て行くと中小企業といっても高い利益を出している元気な会社も多く存在しています。そもそも「中小企業」とひとくくりにすること自体に無理があって組織規模が小さくても独自の技術やユニークなサービスで大きな市場の中で存在感を出している企業だっているのです。
要は経営手腕次第です。
確かに縮小する古い市場の中で新たな打ち手を打つこともなく、業歴とともに経営者が高齢化、そして後継者もいないというような中小企業にとっては先行きは厳しいでしょう。
でも業界に革新をもたらすような若々しい(←年齢ではなく、企業風土が)会社は今のように社会環境が大きく変化する時代を「むしろチャンス!」と捉えて新たな商品・技術・サービスで勝負しています。
市場の小さなニーズの変化を捉えてスピーディーに事業化する。
こういう小回りのきいた勝負ができるのが中小企業です。
今こそこういう活気ある中小企業に目を向けて社会的に育てることが重要だと思っています。

■活気ある中小企業を育てる社会を作るには?

ではどうすればそういう元気な中小企業を育てる社会が作れるのでしょうか?
3つ挙げてみます。

1)国よ、意欲ある中小企業支援の社会インフラ整備を!

まず国は、中小企業を育てる社会環境整備に一層注力していただきたいと思います。
例えば、ベンチャー企業支援。
2000年頃にはベンチャー企業ブームのような時期があって、新興市場への上場を目指して多くの起業がありました・・・が、それも今は昔のお話です。
上場企業数でみると、近年のピークだった2006年には上場企業数は188社(上場廃止企業数89社)だったのものが、2009年になると上場企業数はなんとたったの19社。一方上場廃止企業数は163社にも上りました。
たった3年でこの変化!
あまりにも極端に振れすぎです。
「これからはベンチャーだ!」っていうと世の中全体がダーっとそっちに行って、「やっぱ違ったぞ!」っていうと一気にギューと締める。日本にはそんなことがよくあるのですが、新興市場でこんなことをしていてはベンチャー企業など育ちません。
起業をブームではなくきちんとした社会の仕組みとして、安定したベンチャー企業支援のインフラ整備が必要と思います。

2)若者よ、中小企業へ目を向けよう!
昨今、新卒の就職難がかなり社会問題化していますよね。2010年の新卒求人倍率をみると、大企業は「0.55」と確かに狭き門です。
でも中小企業は「3.63」です。学生さん1人に対して3.6社も求人があるということです。
中小企業は常に人手不足です。学生さんはすぐに戦力になれて力もつけられる中小企業にも目を向けて見てはどうでしょうか。

3)経営者よ、夢を語ろう!
そして中小企業の経営者はもっともっと夢を語らねばなりません。
国や金融機関が支援したくなるような、若者が共に働きたいとやってきてくれるような、そんな事業アイディアや将来へのビジョンを熱く語りましょう。
中小企業でも元気な会社の経営者は、皆さん大きな夢を語ってくれます。
そういう会社には自然と人やお金が集まってくるものですよね。

いずれにせよ日本経済の活性化は私たち中小企業にかかっています。
元気を出して頑張りましょう!

今回は以上です。
次回、もっと日本が良くなっていますように。

【編集後記】 「大企業で10年、中小企業で10年」

私は社会人になってから20年以上になります。
学校を出てはじめは世間的に「大企業」と呼ばれるような会社に入りました。
それから約10年後に「これからの時代は自分の力次第。自分の力を磨けるところに行こう!」と思い立ち、主に中堅・中小企業を支援するコンサルティング会社へ転職しました。

当時の日本経済はバブルの後遺症からいつまでも抜け出せず、社会全体が大きな変革期にありました。それなのに私のいた会社はまるで恐竜のように動きが鈍く、このままでは環境の変化に対応できず絶滅するのではないか、という危機感が私にはあったのです。

あれから10年とちょっと。今、小さな会社の役員をやっていますが、とても充実した毎日を過ごしています。これからも中小企業にしかできない挑戦をし続けたいと思っています!(だから若い人来て~!!!)