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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第95号 『自宅の相続!あなたの場合は大丈夫?』
    ~小規模宅地の評価減の改正とは?~
2010/06/22

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第95号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生
を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今年の税制改正で不動産所有者の方たちにとって大変影響が大きい改正がありました。
実家が結構な豪邸なあなた!相続税は大丈夫ですか?

『自宅の相続!あなたの場合は大丈夫?』
 ~小規模宅地の評価減の改正とは?~

「ウチには自宅ぐらいしか財産がないから相続税なんて関係ない」と思っている方にとっても無関心ではいられない税制改正がありました。それは「小規模宅地の評価減特例」の改正です。

■自宅には相続税はかからない?

「自宅には相続税はかからないんじゃないですか?」

と、先日の相続セミナーの時にも質問を受けました。

確かに、今までは相当な豪邸でない限り、自宅に相続税がかかることは滅多にありませんでした。

それは自宅用地には「小規模宅地の評価減の特例」があるからです。

「小規模宅地等の特例」とは、
「相続人が被相続人などの事業をしていた土地や居住していた土地などを一定要件のもとで相続した場合には、その土地の評価額の一定割合を減額する特例」です。

ざっくり説明しますと・・・

要するに、お父さん、お母さん(被相続人)が住んでいた自宅や家業に使っていた土地というのは、それを相続する子供たち(相続人)にとっても大事な生活基盤ですので税の負担を軽減してあげましょう、というものです。


具体的には、事業用では400㎡まで、居住用では240㎡までが「80%」の評価減になります。
相続人が継続して使用しない場合には、事業用、居住用ともに200㎡までが「50%」の評価減になります。

例えば、「1億円」の評価の土地でも、継続使用の自宅用地の場合なら「2,000万円」の評価になるということです。

相続税には「基礎控除」というのがありまして、
『5,000万円+1,000万円×法定相続人の数』がその計算式です。
例えば、相続人がお母さんと息子さん2人の場合なら相続人は3人になりますので、
『5,000万円+1,000万円×3人=8,000万円』が基礎控除額になります。この場合には相続財産の合計額が8,000万円以下なら相続税は課税されず、8,000万円を超えた部分に相続税が課税されます。


ですから、「自宅ぐらいしか資産がない」というようなケースだと「小規模宅地の評価減(80%減)」が適用され、大抵の場合には基礎控除の範囲内で収まるので、結果「相続税はかからない」ということになるのです。

■平成22年度「小規模宅地の特例」の何が変わったのか?

そこで今回の税制改正です。何が変わったのでしょうか?

まず、「相続人が継続使用しない場合には適用除外」になりました。
以前は、相続人(奥さんや子供たち)が事業や居住をしていなくても50%減でしたが、今は、親と同居していない子供たちは減額できなくなりました。

また、「共同相続があった場合でも取得した者ごとに適用要件を判定」されます。
以前は、共同相続人のうち誰か一人でも継続使用で評価減が適用できれば、すべて評価減がOKでしたが、今は、それぞれの取得者ごとに減額の判断がされ、そこに住まない相続人の持分には評価減の適用ができなくなりました。

「お母さんが引き続き住むから大丈夫!」ということは無くなり、今後は息子さんがそこに住んでいないなら息子さんが相続する持ち分に対しては、「評価減はない」ということになります。
実家の遠くに住んでいる皆さんでちょっと資産のある方には大増税になる可能性があります。

ご両親がお元気なうちに調べておいた方がよいでしょう。

■こんなケースは要注意!

例えば、土地の評価が比較的高い都市部に割と大きめの自宅があって、今はそこに年老いたお母さんが1人で住んでいる、というような場合には特に注意が必要になります。
いわゆる「二次相続」(お父さんが亡くなって、次にお母さんが亡くなる時の相続など)のケースです。
二次相続の時には、配偶者控除はなくなるし、相続人の数も1人少なくなるので基礎控除額も下がります。自宅の評価がそれなりになりそうな人は早めに確認して、必要ならなんらかの対策をとられた方が良いでしょう。

■資産家受難の時代到来!?

民主党政権の考え方は、どうやら今後は「資産家への課税を強化していく」方針のようです。
今年の改正などはまだまだ序の口で、今後は相続税や贈与税も抜本的に見直される可能性が高そうです。民主党は「格差是正」を目指しており、大企業や金持ちに厳しいですからね。

一旦見送られてはいますが、以前、民主党は政権を取る前に「相続税の課税方式を現行の『法定相続分課税方式』から『遺産課税方式』へ変更する!」と言っていて、私たちも「こりゃ大変なことになる」と大騒ぎしていました。
『遺産課税方式』についてはまた具体的になったときに詳しく書きたいと思いますが、『遺産課税方式』になると、『基礎控除』の考え方も変わるし、おそらく『配偶者税額控除』や今回の『小規模宅地等の特例』も根本から変わるのではないかと言われています。すでにアパートを建てたりして「相続税対策は完了している」という方も全面的に見直さなければならなくなりますね。

いずれにせよちょっと資産のある方には大変な時代になるでしょう。
要注意です。

今回は以上です。次回もお楽しみに!

【編集後記】 「W杯のある幸せ」

毎日毎日、一流のプレーを見ることができるなんて・・・。
しかもその中に我らが日本代表もいて、しかもしかも、割といい線いっているなんて!
あまりの幸せに日本×オランダ戦のあった先週の土曜日には昼から飲んでしまいました。
幸せです。