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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第91号 『老後の生活を支える源泉は何か?』
    ~外国との比較にみる老後財源の違い~
2010/04/27

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第91号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生
を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今回は、年金問題を抱える日本人なら誰でも気になる「老後について」です。

『老後の生活を支える源泉は何か?』
 ~外国との比較にみる老後財源の違い~

今の消費不振の大きな原因のひとつが「将来に対する不安」でしょう。
「年金制度が不安定で心配・・・」
「収入も上がる見通しがない・・・」
「国の財政状態がひどいから将来的に国民である私たちに負担が来そう・・・」
こういう心理から「今は無駄使いをせず、しっかり将来に備えよう・・・」という
結論になるのもしょうがないですよね。

私たちの老後の家計はどうなるのでしょうか?
海外の国の現状も見ながら考えてみたいと思います。

■老後の生活費は何で賄うか?

少し古いデータですが、内閣府の「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」
(2005年)を見てみましょう。

「老後の生活費を何で賄っているか?」を世界の各国で聞いた調査ですが、
アメリカやフランスや韓国など、それぞれの特徴が出ていて興味深いデータです。

老後の生活費の源泉項目として以下の8つより選択します。
1.労働収入:働いて収入を得ている
2.公的年金:国・自治体からもらっている年金
3.私的年金:個人的にかけてきた民間の年金保険など
4.預金:貯蓄してきた預金の取り崩しなど
5.財産収入:預金の利子や株式の配当金、地代・家賃収入など
6.子供からの支援:子供たちに養ってもらっている
7.生活保護:公的機関からの補助ですね
8.その他

では各国それぞれのトップ3を見てみましょう。

■「公的年金べったり依存型」の日本

まずは「日本」です。
第1位 :公的年金:73.9%
第2位 :労働収入:17.7%
第3位 :子供の援助:2.5%

「公的年金」、つまり国からもらう年金が非常に高いのが特徴です。
今の日本のご老人はほとんど年金に依存していて、足りない分だけは働いて
賄っている、という感じでしょうか。
資産家が少ないのか、「財産収入」はランク外の「1.9%」しかいません。
自ら準備してきたという「私的年金」や「預金の取り崩し」も少なくて
「1%未満」です。

■財産収入が多い「金持ち父さんの国」アメリカ

次は「アメリカ」です。
第1位 :公的年金:54.7%
第2位 :労働収入:19.8%
第3位 :私的年金:10.1%

1位と2位の順位は日本と同じですが、比率がずいぶん違いますね。
日本よりは公的年金依存度が低くなっています。
また、3位の「私的年金」とほぼ同じくらいに、「財産収入」が「9.8%」と
なっています。
資産家が多いのでしょうか?
アメリカはやはり、「自己責任」と「金持ち父さん」の国ですね。

■「私的年金」保険で賄う大人の国、フランス

次は、「フランス」です。
第1位 :公的年金:49.3%
第2位 :私的年金:34.2%
第3位 :労働収入:9.5%

公的年金依存度が半数を切っていますね。
その分、「私的年金」が34%も存在しています。
さすがフランスは保険産業が発達しているだけありますね。
あと「財産収入」が2.9%しかいないというのは意外な気もします。

■親の面倒は子供がみる!韓国

最後にお隣の「韓国」です。
第1位 :子供の援助:37.3%
第2位 :労働収入:35.4%
第3位 :預金引き出し:10.8%

さすが「親や目上を大切にする」儒教の国、韓国ですね。
「親は子供が面倒みるもの」という文化がしっかり根付いているのでしょうね。
ただ、公的年金が少ないのは、韓国の公的年金制度のスタートが1988年とまだ
歴史が浅いこともあるようです。韓国もこれから高齢化が進みますから構成は
大きく変わってくることでしょう。

■高齢者の生活を支えるものは変わっていく・・・

高齢者の生活を支える源泉はその国の社会構造によって大きく違いますし、また
社会の変化にともなって変わっていくものです。

日本も実はこの30年間で大きく変わっているのです。
今でこそ「公的年金」が「73.9%」と圧倒的になっていますが、30年前のデータ
では公的年金は「34.9%」だったそうです。代わりに「労働収入」が「31.3%」
もありました。
昔と比べて今は働かなくても年金で生活できるようになったとも言えるわけです。
日本は30年かけて国の公的年金制度を充実させることができたのですね。
ある意味、国家としての老後政策が成功した!ともいえるでしょう。

ただし、想定以上のスピードで少子化が進んだことと経済成長が止まったこと等で、
日本の年金制度がこの先上手く機能しなくなることが明らかになってしまったのが
現在です。

年金制度が充実したことは良いことですが、今はお上に依存しすぎなのかもしれ
ません。
現実問題として、もう国の年金システムだけに頼ることはできないわけなので、
これからはフランスのように私的年金を充実させるとか、アメリカのように現役
時代にしっかりと資産形成をして財産収入を増やすなどをしていかないといけない
のでしょう。

また30年後(←私たちが老人になる頃・・・)には今回みた統計データも各国
大きく変わっていることでしょうね。

それでは今回は以上です。次回もお楽しみに!

【編集後記】 「テレビでいらんもの」

テレビのニュースなどを見ていていつも「これはいらん!」と思うものがあります。
いわゆる「街の声」というやつです。
「郵政問題どう思いますか?」とか「普天間問題どうですか?」といった一般人
に対する街頭インタビュー。
テレビの前にいる私たちは、そういったそれほど簡単ではないテーマを、その
一般人の方のそのテーマに対する見識や理解度などの前提がまったくわからない
状態で聞かされるわけです。
しかもライブじゃないから当然テレビ局の都合のよいように編集もされている
ことでしょう。
そんな声を聞かされて、それがあたかも一般世論のように伝えられても・・・。
ものすごくテレビに誘導されている感があって、思わず「いらん!」と反発して
しまうのです。
でもきっと、もし私がインタビューされたらここぞとばかりに語ると思いますが・・・。