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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第82号 『デフレに苦しむこの10年を振り返る』
    ~今こそ抜本的な対策を!~
2009/12/22

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第82号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生
を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今年最後のメルマガです。今回は「デフレ」についてです。

『デフレに苦しむこの10年を振り返る』
 ~今こそ抜本的な対策を!~

今年も早いものでもうあと少しで終わりです。
いろいろありましたが、経済的にはとても暗い1年でしたね。
「フトコロが寒くなった・・・」という方も多いのではないでしょうか。

■今の給与水準はどれくらい?

ここ数年で給与水準は相当下がりました。

昨年のデータになりますが、平成20年度の民間給与実態統計調査(国税庁)に
よると全国4,587万人いる給与所得者の平均給与は「429万円」で前年比1.7%
減少しました。

男女別にみると「男性532万円」(前年比1.8%減)、「女性271万円」(同1.8%減)。

これは平均値ですから、実態はもっと厳しい感覚ではないでしょうか。

構成比でみるともっとも多いのが
男性では「300万円~400万円」の層で501万人(構成比18%)、
女性では「100万円~200万円」の層で488万人(構成比27%)となっています。

■怖~い「デフレスパイラル」とは?

今年の11月に政府が「日本経済は緩やかなデフレの状態にある」と「デフレ宣言」
をしたことがニュースになりました。デフレとは景気悪化などで需要と供給の
バランスが崩れて商品やサービスが下がることをいいます。簡単にいうとモノの
価値が下がることですが、いいかえるとお金の価値は上がっていることになります。

デフレの経済では消費はなかなか増えません。

なぜなら、年々物価が下がるわけですから、持っているお金の価値が年々上がって
いっていることになるからです。特に住宅とかクルマとか家電など、何回も買う
ものでない大きな買い物は待てば価値が下がるわけですから買い控えが起きやすく
なります。ましてや今は給与が年々下がっているのですからそりゃ無理してお金は
使いませんよね。

モノが売れなければ物価は下がります。

今の状況のように、給与が減っていって可処分所得が減れば当然消費も減ります。
消費が減って、モノが売れなくなると、価格は下がります。
するとモノを作って提供している企業の売上・利益も減少します。
企業の売上・利益が減少すればそこで働く人たちの給与も下がります。
そして給与が下がればさらに消費が減る・・・(以後繰り返し)

これが、恐怖の「デフレスパイラル」ですね。

■実はこの10年ずっとデフレ?

11月の「デフレ宣言」の時に、多くのエコノミスト人達が、「いまさらですが、
実はこの10年ずっとデフレでしたよ。」と明らかにしていました。

先ほどの国税庁の給与実態統計をみるとそれがよくわかります。
平成20年度の平均給与は「430万円」でした。給与総額に直すと「197兆円」に
なります。

さかのぼって10年前、平成10年度の給与総額は「211兆円」でした。
つまりこの10年で、給与総額は「14兆円」も減少したことになります。
何となくそうじゃないかなと思っていましたけど・・・。

振り返ってみると、平成10年頃、平成バブルの傷跡は深くて景気の状況はなかなか
良くなっていませんでした。政府は景気対策を行い、日銀は金利をどんどん下げて
いきました。

それらのお陰で途中に「ITバブル」(平成12年ごろ)があったり、
「不動産ファンドバブル」(平成16年ごろ)があったりして、少し景気が良く
なったような気がしました。でも給与はずっと下がり続けていたわけです。

それはつまり、企業収益が実態では悪化し続けていたということを意味している
のだと思います。

国の借金は10年前(平成10年)に400兆円程度だったのが、今や800兆円を超えて
しまいました。

この10年で国は400兆円も借金を増やしたのに、国民の給与は14兆円も下がったのです。
このお金はどこにいったのでしょうね?

政府には抜本的なデフレ対策を打ってもらいたい!と心から思いますね。
将来不安をなくして、給与が上がって初めて消費が増えます。
企業収益が上がらない限り給与は上がりません。
要は「景気対策」が必要なんですが、なんとかポイントとか小手先の景気対策では
なくて抜本的な対策が必要と思います。

そして来年には明るい見通しが立つようにしていきたいものです。

それでは今年は今回が最後です。
来年も宜しくお願いいたします!

【編集後記】 「本文のつづき・・・」

「じゃあ抜本的な景気対策ってナンダ?」という話ですが、これはもういろんな
アイディアがあると思います。私などのような若輩者でも「こうしたらいいのに!」
というものがいくつもあります。

ちょっと経済雑誌でものぞいてみると、財界人やら経済学者やらがいろんな意見や
知恵を出しています。それにも関わらず政府が全然何もしないのはなぜなんでしょう?

要するに色々なしがらみや利害の衝突があって、「そう簡単には出来ない!」と
いう話なんでしょうね。

そういうものを全て取っ払っても「やる!」と決めるのが真の政治主導じゃないで
しょうか。

それを期待しての政権交代なんですから、是非民主党には腹をくくってもらいたい
と思います。

・・・ということで今年は締めたいと思います。来年はよい年になりますように!