-すべてのメニューが無料で利用できますセミナーのご案内セミナー参加者の声-
会員登録する ログイン
ハッピーリッチコラム バックナンバー

第59号 『米国債をめぐる攻防とは?-その2』
    ~米中関係をよくみておこう!~
2009/02/03

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第59号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生を
送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今回は、以前このメルマガでとりあげた「米国債」の続きです。
アメリカが財政出動をする中、日本にとっても見逃せない動きがあるようです。

『米国債をめぐる攻防とは?(その2)』
〜米中関係をよくみておこう!〜

昨年の12月9日のこのメルマガで「米国債」について書きました。

<ハッピーリッチメルマガ55号>
『米国債をめぐる攻防とは?』
「ジャイアン(アメリカ)に対して、日本はプロのスネオになったら?」
  http://www.happyrich.jp/column/055.html
前回のメルマガを要約しますと・・・

「経済危機下にあるアメリカが8,200億ドルを超える財政支出を計画するなか、
その財源として発行されるであろう「国債」は誰が引き受けるのでしょうか?」

という話から・・・、

「保有残高1位であり、国民の金融資産が1,500兆円もある日本は、横暴なジャイアン
(アメリカ)によって、『いつも助けてやってんだからカネだせよな!』と言われる
のでしょうね・・・。どうせ出すのであれば、むしろ積極的に引き受けて、こちらも
いろいろと要望を通したらどうだろう!?」

・・・という話でした。

今回はその続編です。

■アメリカの国債保有高、中国が日本を抜いて世界一に

先日の東京新聞に米国債に関する記事が出ていて「へぇ~」と思いました。
『米国債保有高、中国が1位 ~金融危機で変化 「攻防」から「相互依存」へ~」

(以下新聞記事より抜粋・要約)
「金融危機をきっかけに米中の経済関係に変化が生じつつある。米国はこれまで
膨らみ続ける対中貿易赤字を背景に、人民元レートの切り上げなどを中国に要求
してきた。防戦一方だった中国だが、2008年9月には米国債保有高が日本を抜いて
世界一になった。金融危機以後も米国債の買い増しを続けており、今や巨額の
財政赤字を抱える米国を支える立場に回った。米中は相互依存の関係を深めようと
している。」

記事によると、ちょうど世界的金融危機が表面化した昨年2008年9月に中国が米国債
保有残高で日本を抜いたそうです。
中国は2000年ごろから米国債の買い増しを続け、2008年10月時点で残高は6,529億ドル。
この8年で8倍に増やしたそうです。

もともと中国は、安い労働力と安い通貨(人民元)の力を背景に「世界の工場」
として、輸出で国力を上げてきました。
その結果、中国の貿易黒字額は2008年度で2,622億ドルにまでなりました。
その内アメリカ向けの黒字額は1,633億ドル!
実に貿易収支の6割強をアメリカから稼いでいたことになります。

いきおいアメリカからは「中国は貿易不均衡をなんとかせい!」と圧力がかかり、
人民元の切り下げ(通貨レートの見直し)や、食品の安全対策などかなり強い要求が
出ていたのです。

■日本と同じ道なれど、結果は・・・

これは、日本がいままで通ってきたのと同じ道ですよね。
日本は自動車やエレクトロニクス産業などを中心とした輸出国ですから、どうしても
貿易で黒字が出ます。
そうしますと「円が安すぎる!」とか「代わりに何か買え!」とか「国内規制を
緩めろ!」と言った要求を受けます。いわゆる貿易摩擦問題ですね。
歴史を見ても、ニクソンショック(71年、変動相場制移行)やら、プラザ合意
(85年、事実上の円切り上げ)やらで、都度通貨調整が行われてきて、そのたびに
日本の産業界は大変な思いをして対応してきましたよね。

そして今また危機的な経済状況にあるアメリカは、国内景気を回復させるために
必死です。
貿易国に対しても無理難題を言い始めることでしょう。
通貨政策もドル安を維持し続ける可能性があります。
ドル安だと「買うのは国内、売るのは海外」となって貿易収支を改善することが
できますからね。
中国はこの状況に対してアメリカの債権国になることで対抗しようとしているよう
です。

日本はいつもジャイアン(アメリカ)に対するのび太君のような弱腰な対応を続けて
きました。
「国債を買えよな!」とスゴまれれば、「はい、わかりました」と買ってきました。
中国は、と言えばそこはやはりしたたかです。
債権者になって言うべきことは言う、そのやり方はまさに「プロのスネオ」、・・・
というか「もう一人のジャイアン」と言った方がいいかもしれません。
最近、中国側からアメリカに対して「モノを言う」ことが目立ち始めていますしね。

一人でも大変なジャイアンが二人に増えて、しかも手を組まれて向かって来られたり
したら・・・。
米中関係がどう変化していくかはただならぬ問題ですね。
のび太としては。

今回は以上です。次回もお楽しみに!

【編集後記】 「住宅購入セミナーが満員です」

私どもの会社では、よく「住宅購入セミナー」などをやりますが、
最近なんかお客さんが増えているようです。
先週も某地方都市でやりましたが、会場が満員でした。
終わってからも住宅ローンの相談などでかなりの盛況ぶりでした。
世間では「不況だ不況だ」と言われていますのにね。
相談を受けていますと、なるほど「不況だからこそ家を買う」というのもどうも
ありそうな気もしています。
この話はまたいずれじっくりとしたいと思いますね。