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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第46号 『どうなる金利!?どうなる為替!?』
    ~物価が上がれば金利は上がる?~
2008/08/05

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第46号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生
を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

最近、物価高ですね。
こういう経済状況で、金利と円はどうなるんでしょうか?
今回のタイトルは、『どうなる金利!?どうなる為替!?』です。

『どうなる金利!?どうなる為替!?』
〜物価が上がれば金利は上がる?〜

先日、不動産オーナーさん達との「財産相談会」に行きました。
その中で、私はなぜか「金融の専門家」みたいな形で紹介されたので、
「ドルはもっと下がりますか?」
「金利はどれくらい上がりますか?」
などといったご質問をいただいたりしました。

不動産オーナーさん達なので金利の上昇が心配なのはわかりますが・・・
「そんなこと誰にもわかりますかいな!」という類の質問ですよね。

でも、金利も為替も予測する上での基本はありますので、そのあたりの基礎的な
ことは掴んでおいた方がいいと思います。

■まずは、「金利」の基礎知識

金利について基礎的なことから確認していきましょう。

金利は金融市場で日々動いています。
そのコントロールをしているのは日本銀行(日銀)ですね。
金利は上がりすぎても、下がりすぎても経済的にはよくありません。
日銀はそれをエアコンの温度調節みたいに調整する役目を担っていると言えます。
その調節する目安の代表格が、「物価が上がっているか、下がっているか」です。

普通は、こんな構図です。
・「物価が上がる」→「インフレ懸念」→「調整!金融引き締め」→「金利を上げる」
・「物価が下がる」→「デフレ懸念」→「調整!金融緩和」→「金利を下げる」

ちなみに、
・デフレは、「モノ」の価値が下がり↓、「マネー」の価値が上がること↑
・インフレは、「モノ」の価値が上がり↑、「マネー」の価値が下がること↓
ですね。

ここ数年の状況を振り返りますと・・・

90年前半、バブル崩壊以降はずっとデフレ。
物価は全然上がらず、不動産は下がり続けました。
だからこの間の日銀の調整方針はずっと「金融緩和」。
金利をがんがん下げ続けて、いよいよ金利がゼロになるとマネーの市場への供給を
増やすという「量的緩和」までやりました。

ここ4~5年ほどで少しずつ景気も回復してきて、不動産の価値も戻り始めて、
「いよいよデフレ脱却」とも言われました。
それで、「金融緩和」はもう終わり、
日銀はまず量的緩和をやめて、「これから金利も少しずつ上げていこう!」と
しています。
それで最近はじわじわと金利は上がってきました。

■さて問題!「物価が上がっているから金利は上がる?」

ではここで問題です!
最近物価が上がってきていますよね。
今後、日銀は金利をますます引き上げていくでしょうか?

(以下は私の勝手な見解です。←外れても文句言わないで下さいね。)

まったくない!

・・・とまでは言えませんが今の物価の上がり方では、すぐに金利を上げていく
ことは難しいと思います。

それは、今回は通常の景気循環である
「景気回復→賃金上昇→消費上昇→物価上昇→さらなる好景気・・・」という
サイクルから生じる「景気過熱→インフレ懸念→引き締め」というパターンでは
ないからです。

今は、原油高を起点として、食料品などの輸入品を中心に物価が上がっています。
つまり、海外の物価が上がっていることで国内の物価が上がっているわけです。
国内の所得が海外に出ていっているわけで、日本の国内でお金がまわっているわけ
ではありません。

日本は不景気なんです。

こういうときに「引き締め」なんてとんでもなくて、むしろ「金融緩和」で資金を
市場に出した方がよいとすら思います。
今引き締めて金利を上げたりしたら、疲弊しきっている日本の中小企業は一気に
死んでしまうかもしれません。そうしたらまた再びデフレ時代に逆戻りです。
だから当分金利は上げられないと私は思います。

ちなみに「円‐ドル」の為替ですが、
日米金利差と円ドル為替はほぼ連動しますから、「日本の金利が上がらない」と
なれば円はそれほど強くならないでしょう。

ただ、アメリカもサブプライムでやられているから金融緩和せざるを得ない状況です。
だから円ドルではそれほどかわらない。当面は両にらみの状況かなと思います。

ただ、日銀はいついかなる時も金利を上げたいと思っていますから、要注意ですね。
金利政策を検討する日銀金融政策決定会合をよく見ておきましょう。

今回は以上です。お楽しみに!

【編集後記】 「内閣改造!財政悪化!」

福田総理が内閣改造しました。
「支持率回復!」と新聞には出ていますね!(←とても信じられませんけど・・・)
いずれにせよ短命内閣だと思いますが、行財政改革などはすべて先送り・・・、
来年から予定されていた前期高齢者医療制度は凍結で基礎年金の国庫負担割合引き上げ
も先送り、消費税引き上げは議論すらしないようです。
次の選挙までの間は自民党の人気取りに専念する感じですね。

厳しい改革を推進すると選挙に勝てないと思っているのか、それともどうせ選挙は
負けるから改革はいったん民主党にやらせて、そのあと返り咲こうとしているのか。
しかしこれでまた財政悪化です。
誰が日本を立て直してくれるんでしょうね。

※日本の財政については、前回までのハッピーリッチコラム(41号~45号)をご参考ください。