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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第44号 『財政の視点で世の中を考えよう!-その4』
    ~財政健全化ってどうやってやるの?~
2008/07/08

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第44号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生を
送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今回は、「国家財政の視点で世の中を考えよう!」シリーズの第4回。
今の社会を読み解くための基礎的なコト、でも大事なコトについて考えてみましょう。
タイトルは、『財政健全化ってどうやってやるの?』です。

『財政の視点で世の中を考えよう!-その4』
〜財政健全化ってどうやってやるの?〜

今回は「財政健全化」についてです。
借金を減らしていかないと国は破たんします。
国が破たんしたら、深刻な不景気と高負担社会がやってきます。
恐ろしいことになります。

だから、日本の財政は今「赤字」ですが、それを「黒字」にして借金を減らして
行きましょう、というのが「財政健全化」です。

それでは「財政健全化」のためにはどうすればよいのでしょうか?
まずは「歳出」と「歳入」の構造についてみましょう。

【参考】「19年度の国家予算(一般会計)の内訳」
  http://www.mof.go.jp/zaisei/con_02_g01.html

国家予算「83兆円」に対して、税金収入等は「58兆円」。
不足分の「25兆円」は公債費収入、つまり借金ですね。

では、歳出「83兆円」が何に使われているのかをみてみましょう。

第1位:社会保障費 :21兆円(全体の25%)
第2位:国債利払い費 :21兆円(同25%)
第3位:地方交付金  :15兆円(同18%)

以上がトップ3。
他は、公共事業:7兆円、教育・科学振興:5兆円、防衛費:5兆円、その他:9兆円。
これで合計83兆円です。

1位「年金・医療介護」などの「社会保障」、2位「国債の利払い費」の「国債費」、
この2つで全体の半分を占めます。
3位の地方交付金は国税の30%を地方に回すと決められていますので大きく
動かせません。

歳出削減の圧力は強く、公共事業や防衛費などはずっと減ってきていますが、
歳出の半分を占めるトップ2を何とかしないとどうにもならないことがわかりますね。

■歳出は横ばいにすることすら難しい!?

今、社会保障費は毎年1兆円ペースのすごい勢いで増加しています。
高齢化がその原因ですからこれを削減することは容易ではありません。
仕組みそのものを変えていかないと無理!ということになります。
国はどのように仕組みを変えていこうとしているのかを見てみましょう。

まず第1位の「社会保障」です。
社会保障費は、「年金」と「医療・介護」があります。

まず「年金」ですが、この対策は2つあります。
「支給開始年齢の引き上げ」と「マクロ経済スライド」です。
つまり、「年金の支払い時期を段階的に遅くしていきます。」、
そして「支給額を経済成長の範囲内に抑えていきます。」ということです。

次に「医療・介護」です。
今、日本の高齢化は毎年4%超のものすごいハイスピードで進んでいます。
経済の伸びはせいぜい2%前後。
つまり税収の自然増では全然足りませんね。
「受給」>「負担」の構図です。
「医療介護の受給」(=受給者数×単価)の増加スピードがものすごくて、
「国民の負担」(=税収+保険料)で賄い切れていない状態です。

そりゃそうで、受給者数が4%の伸びで、税収が2%の伸びですから全く足りて
いません。
結局、「保険料上げます!支給単価下げます!」しかありません。

これが、高齢者に実質負担増を強いる高齢者医療制度改革が行われた背景です。

実はこれらの社会保障改革は2004年の小泉内閣の国会で決定しています。
それが今、序々に実施されているわけです。

だから、国会などでは
「財政健全化に向けた社会保障改革は、年金も医療介護も対策完了済!」
となっているのです。

■国の「財政健全化計画」は?

高齢化社会だから社会保障費が毎年1兆円増えます。
借金が800兆以上ありますから、利払い費も毎年4~5千億円増えます。
歳出は自然に増えていきます。
歳出削減どころか横ばいにするのも相当大変です。
もちろん無駄は論外で削っていかないといけませんが、それだけでは到底
追いつかないレベルです。

2006年に国会で承認されている「財政健全化計画」では、
2011年までに、「プライマリーバランス黒字化」と言っています。
つまり、歳出と歳入を同じにして、今の赤字状態から黒字にして、以降負債を
減らそうという計画です。

この「財政健全化計画」を実現するために、
2011年までに上で述べた社会保障費抑制計画や公共事業削減などを中心に、
国と地方で16兆円の歳出削減を実施する予定です。

さらに、歳入のほうでは経済成長による税収増に加えて、税制制改革で
2兆~5兆の歳入を増やす計画です。

さてさて、
高齢者に反対されて、医療制度改革すらまともに実施できないのに・・・
「ほんまに出来るんかいな!?」と思いませんか?

これ、この計画を達成するためには、予想外の経済成長による大幅な税収増が
ない限り、消費税引き上げしかないってことになりますよね?

このまま黙ってみておられませんね!
次回、このシリーズ最終回に続きます。
次回もお楽しみに!

<参照元>:財務省ホームページ

【編集後記】 「どうなる燃料と食糧」

いやー、しかしすごいスピードで社会環境が変化していますよね。
原油200ドルですよ。「衣・食・住」全部値上げですよ。

エコも大事ですが、人の命も大事。

今、サミットやってますけど、エネルギーと食糧についても方向性を出して
ほしいものです。

そこで私、最近、エネルギーの科学技術に少々関心があります。
(完全文系人間ですので理解力に難ありですが・・・)

昨日の日経新聞にホンダが水素自動車の全面広告を出していましたね。
それを見て少し興奮してしまいました。
ホンダはすごいですね!(ずっとトヨタに乗ってますけど)