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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第43号 『財政の視点で世の中を考えよう!-その3』
    ~国が破たんするときとは?~
2008/06/24

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第43号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生
を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今回は、「国家財政の視点で世の中を考えよう!」シリーズの第3回。
今の社会を読み解くための基礎的なコト、でも大事なコトについて考えてみましょう。
タイトルは、『国が破たんするときとは?』です。

『財政の視点で世の中を考えよう!-その3』
〜国が破たんするときとは?〜

前回は、「日本はずっと財政赤字、国の借金は世界ワースト1位のレベルにある」
というお話でした。
財政破たん宣言をした夕張市よりも、府職員のリストラなどで大モメの大阪府よりも
ひどい状況です。

完全に国家財政破たんのレベルです。

そんな状態にも関わらず、なぜ破たんしてないんでしょうか?

■国が破たんするときとは・・・?

どうなったら国は破たんするのでしょうか?
これは、「企業」に置き換えて考えるとわかりやすいと思います。
企業が、「もうダメだ!倒産するしかない!」となって破たん状態になる典型的な
例は・・・、
「銀行がお金を貸してくれなくなったとき」です。
もしくは、返すお金がないのに、「銀行が『お金を返せ!』と言ってきたとき」
です。

つまり「資金」がなくなったときです。

企業はいくら赤字を出しても資金が調達出来る限りつぶれません。
「こんな赤字ではお金は返せないだろう」とみんなが思ってどこもお金を貸して
くれなくなったとき、もしくは「今すぐに借金を返せ!」と迫られたときに企業は
つぶれますよね。

では、日本国にお金を貸しているのは誰でしょう?
日本の借金、つまり「国債」などは今も発行すればすぐに市場で消化されます。
国債を買ってくれる人、つまり日本国にお金を出してくれる人がまだまだ大勢
いるのです。
それは誰かというと、銀行や保険会社などの日本の金融機関です。
さらに言えば、その金融機関にお金を預けて運用を任せているのは、私たち、
日本国民です。
つまり、日本の財政を支えているのは国民の個人金融資産なのです。

この日本の個人金融資産はおよそ1,500兆円あると言われています。
この国民の貯蓄が国の借金を支えているのです。

国民は「今すぐに返せ!」とは言いませんもんね。
もし国債を買っているのが外国資本ばっかりだったら・・・。
日本はとうに破たんしているでしょう。

■私たちが支えている日本財政!でも・・・そろそろ限界です。

それなら日本の財政はまだまだ大丈夫かというと、そういうわけではありません。
この15年間でかなりあやしくなってきました。
15年前、国の債務は個人金融資産の25%程度でしたが、今はすでに50%を超えて
います。
実はじわじわと日本国民の資金で国の借金を賄う余力がなくなってきているのです。
(※個人金融資産約1500兆円に対して国の借金約800兆円)

そうなると国債を発行しても消化されにくくなります。
すると、国債の価格が下落します。

するとどうなるか?

日本はすぐに破たんします。

また国債価格の下落は、金利の上昇を意味します。
金利が1%上がると国の利払い費用は年間約8兆円増えます。
今でも25兆円も払っているのに・・・。(もう無理っす)
政府はこの利払い費増加による財政悪化を恐れているから必死に低金利政策を取って
いるのです。

高齢化による貯蓄率の低下とか、個人金融資産の海外移転などによる残高の減少も
同じ結果をもたらします。
個人預金を国債で運用している大銀行が破綻したりしても大変なことになります。
90年代後半に銀行の倒産が相次いだときは本当に日本が危なかったですもんね。

結論としては、
財政赤字のままでは、いずれ国債発行にも限界がきて資金が詰まります。
高金利にもなるし、利払い費も増えます。
そうなると日本は破たんしてしまうのです。

そうならないように小泉政権のころから必死に財政再建に対する取り組みをスタート
させたわけですよね。(福田さんになって元通りですけど・・・)

ではその財政健全化のためにはどうすればよいのでしょう???
次回は、「歳出」と「歳入」の構造についてみてみましょう。
これがわかると今の医療制度や年金制度を国がどうしようとしているかがわかって
きます。
そして気になる消費税についても!

次回もお楽しみに!

<参照元>:財務省ホームページ

【編集後記】 「航海図が欲しいですね!」

今回のシリーズは少々堅いので、だんだん国会議員のホームページみたいになって
きていますが、政治的意図などはまったくありませんのでお気軽にお読みください
(^-^)
あくまでもこのメルマガのメインテーマは「家計」なんですけど・・・。
真面目にコツコツやっていれば人並みの暮らしができた時代は終わりまして、普通に
のほほんと暮らしていたらまったく資産が増えない時代になった今、視野を大きく
しないと針路を見誤ると思うのです。
かく言う私もまだ確固たる航海図を持っているわけではありませんが、諦めず、人の
せいにせず、自分の責任で一生懸命探していきたいと思っておる次第でございます。