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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第17号 『資産について考える-その5』
     ~事例:売れる家!貸せる家!~
2007/06/26

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』 第17号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生を
送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今回はシリーズ「資産について考える(その5)」です。

『資産について考える – その5』
〜事例:売れる家!貸せる家!〜

6月から住民税額がドンと上がりましたね。
「自民党、けしからん!」などと怒っている人も多いようですね。
しかし、私は別のところに問題を感じます。
・・・・という話は本題とズレますので、最後の「編集後記」で触れましょう。

さて、本題。
今回も、「自宅は資産か?」の続きです。
前回までで、「売れない家、貸せない家」は「資産ではない」というところから、
失敗事例である「資産にならなかった家」について見てみました。

二世帯住宅を建てたまでは良かったけれど・・・、
ほとんどまともに住むこともなく、売ることも貸すことも出来ず、
借金だけが残ってしまった・・・という
夢の住宅が、資産どころか大きな負債になってしまった事例でした。
悲しいお話でしたね。

今日はもうひとつ事例をお話ししたいと思います。
こちらの事例も同じ二世帯住宅なのですが、前回の事例とは全く考え方が違います。

住宅相談会の場面で私もおもわず「なるほど!」と唸った考え方でした。
これからの年金不安時代にも対応したと言える今回の事例を見てみましょう。

■「自分の資産と自宅を活用して安心な老後を!」

今回の事例の主人公は、鈴木としえさん(仮名)63歳・主婦の方です。
娘さんとそのおムコさんと3人でご相談に来られました。

「老朽化した自宅を何とかしたいのですが・・・」という鈴木さん。

お話をおうかがいすると、鈴木さんの今の状況はこんな感じでした。
ご主人は65歳。
夫婦ともずっと公務員・共働きで頑張ってきました。
資産としては預金が3,000万円とローンの終わった自宅があります。
年金は毎月夫婦で30万円ほどあり、悠々自適の年金暮らしです。

ゆとりがありますよね。

3,000万円の現金があるので、資金的には何の問題もなく
リフォームでも建て替えでもできます。
多くの住宅会社が「建て替えましょう!」「リフォームしましょう!」と
熱心に提案に来ているようですが、鈴木さん夫婦は決めきれないとのことでした。

「何か不安でもあるのですか・・・?」

と伺ってみると、不安のないゆとりある暮らしだと思っていたのに意外な答えが!

「将来が不安なのです・・・。
今は主人も私も元気ですが、10年から15年もしたら体が動かなくなってきます。
そのときに子供たちに迷惑はかけたくない。
その備えは自分たちで何とかしておきたいのです。
介護費用や医療費用や施設に入るくらいの蓄えは持っておきたいので。」

「だから3,000万円の預金は使わずに大切に運用したいのですが、
銀行に預けていても全く増えません。
せめて3%くらいでずっと運用できて毎月7~8万円くらいでも入ってくれば
安心なんですが・・・。」

■将来不安をまるごと解決する「鈴木としえ流二世帯住宅」とは?

そこで鈴木さん、「考えていることがある。」とおっしゃいました。
「この娘夫婦が今、家賃10万円でマンションに住んでいます。
赤の他人の大家さんにずっと月10万円を払い続けるのももったいない話だなぁ、
と思っていたので・・・。
『私たちが大家さんになろうか!』と。

今の自宅のような大きな家はもう要らないので、
この敷地に2,000万円程度で小さな家を2棟建てて・・・、
1棟に私たち夫婦が住み、もう1棟に娘たち夫婦を住ませようと考えているんです。」

今のご自宅は60坪程度の敷地にどーんと大きな家が建っています。
それを30坪の2棟に分けて、隣同士で息子夫婦と「ほぼ二世帯住宅状態」で暮らそうというのです。
そして娘さん夫婦からはちゃんと家賃(7~8万円程度)をもらうとのことでした。

なるほど!

この計画なら、預金の残り1,000万円は将来の備えに残したまま、
毎月7~8万円程度の収入ができます。
娘さん夫婦と隣に住めるし、家が分かれているのでお互いのプライバシーも保たれます。

私たちは、収支を計算して、家族2~3人が快適に暮らせて賃貸にも出せる
標準的な間取りの戸建2棟をプランニングしました。

この2棟の2LDKの家は、最初は二世帯住宅のようですが、
将来、娘さん夫婦が出て行ったとしても、
将来、鈴木さん夫婦が施設に入ったとしても、
そのまま戸建賃貸住宅として貸し出せば、介護費用+おこづかいくらいは十分生んでくれそうです。

いかがですか。

鈴木さんの建て替える2棟の家は、間違いなく、貸せる住宅、売れる住宅です。
これは立派な資産といえますね。
状況は前回の事例とよく似ているのに、結果は全然違うものになりました。

今週はここまでです。

次回、この2つの事例から「売れる家・貸せる家」のポイントをまとめてみたいと思います。

お楽しみに!

【編集後記】
さて、冒頭で触れました住民税ドカンの話です。
実際は、定率減税の廃止(←これは事実上の増税)が、国から地方への税源移譲のタイミングとの関係で
この6月にドカーンと来たわけですが、実は定率減税廃止は今年の1月から始まっていました。

景気が良くなったといっても家計にはいまだ波及していないことが問題視されているにもかかわらず、
家計に対して、事実上の増税が特に議論もなく予定通り行われたのです。

でもこのことは6月になるまであまり話題になりませんでした。
特にサラリーマンは源泉徴収に慣れてしまって徴税に無関心の方がほとんどです。
このため私たちはジワジワ進む社会の高コスト化に対して鈍感で無関心になっているのです。

ドカーンと来てはじめて気づき、
原因がどこにあるかもよく判断せずに怒る、
で、しばらくしたら慣れてしまって、そして忘れる・・・。
こういうことのないようにしたいものですね。