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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第16号 『資産について考える-その4』
    ~売れない家、貸せない家~
2007/06/12

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』 第16号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生を
送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。

今回はシリーズ「資産について考える – その4」です。

『資産について考える – その4』
〜売れない家、貸せない家〜

さて、「年金問題」が泥沼化してきて、ますます自分の財産は自分で作り、
自分で守らねば!と思う昨今ですが・・・・

今回は、「自宅は資産か?」の続きです。
前回までで、「売れない家、貸せない家」は「資産ではない」というところまで書きました。

どうせ家を持つのなら「売れる家・貸せる家=資産となる家」がいいですよね。
そのために、今回は、まず失敗事例である「資産にならなかった家」について見てみましょう。

これは本当にあった悲惨な話です。

■「二世帯住宅の悲劇・・・」

私どものところに、田中さん(仮名)47歳がご相談に来られました。
「自宅を売りたいのですが・・・」と。
10年ほど前にお父さんと一緒に建てた二世帯住宅が売れなくて困っているそうです。

話の経緯はこうです。
・当時、老朽化していた自宅の建て替えを考えていた田中さんのお父さんから
「どうせなら二世帯住宅はどうか」という持ちかけがありました。
・田中さんは当時奥さんと娘さんの家族3人で賃貸マンション暮らしでした。
家族が増え、マンションは手狭になってきていましたが、住宅ローンを組む資力も勇気もなかったので、お父さんからの持ちかけには渡りに船とばかりに飛びつき
ました。

・住宅メーカーにお願いして、1年後には立派な二世帯住宅が出来ました。
大きな家になったので結構な金額になりましたが、頭金はお父さんが出して、残りのローンは親子のリレー返済です。
・初めのうちは2世代楽しく同居ライフを楽しんでいましたが・・・・、

■第1の悲劇 「その家は貸せない家だった」

・しばらくすると、田中さんの奥さんの様子がおかしくなりました。
「どうしてもお義母さんと一緒に暮らしたくない」と・・・。嫁姑問題です!
・田中さんもいろいろ対策を練りましたが、奥さんの我慢も限界だったようで、わずか1年後には田中さん家族はまた賃貸マンションに戻ることになってしました。
・お父さん夫婦は大きな家でポツンと二人きり。
ローン返済も大変なので、「空いてしまった2階部分を賃貸に出せないか」とも考えましたが、
田中さんの二世帯住宅は玄関が一緒で中でもつながっています。
「そんな構造のところに赤の他人が借りて住んでくれることはありませんよ。」
と不動産屋さんに言われてあきらめました。

■第2の悲劇 「その家は売れない家だった」

悲劇は続きます。
・数年後、突然田中さんのお父さんが亡くなりました。
残されたお母さんはすっかりふさぎ込んでしまいました。その後ほどなくして、心労が重なったせいかお母さんは体調を崩して入院することになってしました。
・ついに、夢の二世帯住宅は空き家になりました。
田中さんにはお父さんから受け継いだ家のローンがのしかかってきました。(※ 親子リレー返済の場合は団体信用生命保険に加入できるのは子供だけの場合がほとんどです。つまりお父さんが亡くなってもローンは消えないのです。)

ただ、今のマンションの方が通勤に便利なのと、二世帯住宅は3人で住むには大きすぎること、そしてお母さんの介護費用などがかさむことなどから、ローンを返してしまって、その上である程度まとまった資金を得ようと、空き家の二世帯住宅を売りに出すことに決めました。

でも・・・・、売れないのです。

この二世帯住宅は2家族用に特別に設計した家で、玄関はひとつですが、リビングもお風呂もキッチンもふたつあります。

つまり、「間取りがいびつ」なのです。
最も家を買う世代であるいわゆる「ニューファミリー」には、キッチンお風呂は2つもいりませんし、そもそも大きすぎます。
こういう家を欲しがるような都合のよい2世代家族もなかなかいません。

建築費は通常の戸建住宅の倍近くかかっています。
田中さんは相当の値段を希望価格にしましたが、不動産屋さんは「住まい手がいないから、とてもこんな金額では売れませんよ。」
とそっけなく言います。

定期的に家の中や周辺の掃除などのメンテナンス費用や毎年かかる固定資産税もバカになりませんが、築10年で壊すのも忍びなく、まだ空き家のままです。

田中さんは、お母さんの面倒を見ながら、「二束三文でもいいから売るしかないか」とあきらめの境地に立っています。

いかがですか。
悲惨な話です。
でも身近によくある話でもあります。

「夢のマイホーム」だからといって、
間取りに徹底的にこだわったり、結果としてとても高額な家になってしまったりすることはよくあります。

でも、その人しか住めない家やとても高い家は、他の人には買いにくいのです。
もちろん夢のマイホームですからご本人がずっと住むならいいのですが、将来のことも考えた「資産価値のある家」という観点からいうと…
疑問符(?)がつきますね。

次回は、同じテーマで別の事例を紹介します。今度は、ハッピーな事例です。
お楽しみに!

【編集後記】
年金がまたまた大変なことになっていますね。
TVなどの報道を見ていて感じるのは役人や政治家の方々の「責任感の欠如」。
当事者であるという意識が感じられません。
社保庁は、休日返上、24時間対応で頑張っておられるようですが、
まさか休日手当、残業手当は出ていないでしょうね!
その財源も私たちの税金ですからね・・・。心配になります。