こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな
人生を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の
川瀬です。
今回は「将来不安 – その2」です。
前回に引き続き、金融広報中央委員会「家計の金融資産に関する世論調査(H18)」
の結果から「将来不安」に関する意識についてみてみます。
Q「老後の生活が心配ですか」
という質問に対し、全世代平均で「83.5%」の人が老後の生活に不安を持っていました。
でも実際に保有している金融資産から見ると、実際のところは、今の60歳を境にして資金的なゆとり度には大きな差がありそうだ、という話でしたね。
つまり、同じ不安な状態でも60歳以上の世代は、「ある程度お金を持った状態」で、ゆとりがある中での不安。
60歳以下の世代は、「本当にお金がない状態」で、「今でもゆとりがないのに!」という切実な不安なのでしょう。
不安のレベルがずいぶん違うのではないか、ということでした。
(以上前回のまとめ)
では、
「その不安に対して、どう対処しているのか?」ということです。
ここでも年代別に違いが見られました。
Q「将来の生活設計を立てていますか」
この質問に対して
「生活設計を立てている」と答えた割合が最も多かったのは
60歳代の42%でした。
以降、年代が下がるごとに生活設計を立てている人は少なくなっていきます。
50歳代・・・36.4%
40歳代・・・34.9%
30歳代・・・31.9%
金融資産が多い60歳代の人たちの方がしっかりと生活設計を立てている人が多くて、金融資産が少ないのだから本来は計画的に資産形成を行っていくべきである若い世代の人たちの方が、実は無計画であるという結果ですね。
・・・・・・・・・・
こらっ!若い人!(←私も若いですが・・・)
金融資産が少なくて、自分の将来に対して切実な不安を持っているのではないのですか?
にも関わらず、生活設計すら立てていないとは!
「心配だけど?、成り行きまかせ?明日は明日の風が吹く?」ですか!?
日々の忙しさなどを言い訳にして、
「将来が不安だ・・・」といいながらその不安ときちんと向き合うことをしない。
将来の現実を直視しない。
これが実態ですよね。
皆、何とかなるような気になっている。
でも「ハッピーリッチ・アカデミー」の賢明な読者の皆さんは理解されていると思いますが、「自分で何とかしなけりゃ、何ともなりません!」よね。
そもそも、財産形成の目的は、人生において事故や災害、医療費などの予測できない出費に対する備えと、
多少の贅沢ができるくらいに精神的にゆとりある生活を送ることができるようにするため、といったことだと思います。
ところが実際には、多くの人が将来の生活設計を立てていないので
・果たして老後の暮らしの収支がプラスで行けるのか
・マイナスになる可能性があるのか
・マイナスになるならどれくらいの貯蓄を保有しておくべきなのか
・その貯蓄額をどのようにどれくらいの期間をかけて形成するのか
こういったことが漠然としているのですね。
漠然としているから余計に不安にもなるのでしょう。
まずは自分が思い描くライフプランでの収支計画を設計しましょう。
これから老後までの収支がわかれば、今なにをすべきかがわかってくるはずです。
不安と向き合わないからいつまでたっても不安なんですよね。
【編集後記】
すっかり春ですね。
私の今年の春はイベントが重なりました。
子供や甥たちの進級・進学に、友人の結婚式に、父の古希祝い。
嬉しいことが続くとサイフも軽くなりますね。
自動車保険に固定資産税と必要経費も出て行きます。
奥さんがピリピリしているので、来る衣替えの時に「スーツが入らない!」ということのないように今から準備(ダイエット)しておきたいと思います。