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ハッピーリッチコラム バックナンバー

第7号 『金利上昇で家計が変わる-その2』
    ~利息収入が増えれば景気が良くなる?~
2007/02/06

私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』 第7号

こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、
ハッピーな人生を送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」
管理人の川瀬です。

今回も前回に続き「金利について」について考えます。

『金利上昇で家計が変わる(その2)』
〜利息収入が増えれば景気が良くなる?〜

前回は、利上げ肯定論についてでした。

「金利が上がると景気が減速する、という考えは間違い!
日本には個人預金がおよそ1,500兆円ある。
金利が1%上がれば、個人部門の収入は15兆円増える。
これが家計の消費意欲を喚起して景気はもっと良くなる。」というものですね。

この理屈では、「利息収入が消費に回る必要」があります。

今回は、金利上昇が消費にどれだけいい影響を与えるかを勝手に考えてみます。

「家計資産が今どれくらいあるか」を調べた調査がありますが、それによると
世代ごとの保有金融資産(借入金を除いた純資産額)は平均で・・・

総務省統計局16年度全国消費実態調査より

(総務省統計局16年度全国消費実態調査より)
となっています。

お金持ちはシニア世代で、若い世代は純資産がないんですね。

・・・ということはつまり、
「金利が上がって利息収入の増加の恩恵を受ける世代は、金融資産を持っているシニア世代」ということになります。

育ち盛りの子供がいて食費、衣料費、レジャー費などの生活支出負担が大きい30代、40代は、そもそも金融資産が少ないので、金利の上昇は、利息収入の増加よりは、むしろローン支払い額の増加や物価の上昇など「負担感」が増すほうが大きいと思われます。

また、シニア世代にとっても、「利息収入増加の恩恵を受ける」と言われても、
元本が2,000万円程度では、金利が1%上がったとしても、税引後で年間18万円弱(月15,000円程度)の収入増加でしかありません。

シニアにはシニアの事情があって、年金制度不安に加え、医療費負担の増加や消費税引き上げなどの社会が高コスト化していく現在の状況では、利息が増えたとしても「よし!ではどんどんお金を使おう!」というほどのゆとりは実感できないのではないでしょうか。

「金利上昇→利息収入増加→消費増加→好景気♪」という考えは、
「金融資産は偏在している」ということも勘案しないといけないのでは?と思います。

金融資産を持っているシニアの中でも利息収入を消費にばんばん回す人は、
それこそ金融資産が1億円以上あるような余裕のある人達だけなのではないでしょうか。

であれば、金利が上がったときに増える消費品目はブランド品や高額旅行などぜいたくモノだけなんでしょうね。

「物価が上がれば金利を上げる」というのが金融政策の基本中の基本です。
日銀も「消費者物価指数(CPI)が安定的にプラスになっていること」を金利引き上げの条件の一つにしています。

「景気が良くなるはずだから金利を上げよう」という理屈は順序が反対のような気がしますね。
次回は、金利の影響についてローンの面から考えてみたいと思います。

【編集後記】
ちなみに私。今回住宅ローン金利の改定があり、年額にしておよそ24万円も
支払いが増えました。
月あたり2万円・・・・。
家計で一番減らしやすいところ、ということで私のおこづかいが減ることが
妻により決定されました。
金利が上がったことで、私の消費(主にアルコール)は減りました。