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□私的年金をつくろう 『ハッピーリッチ・アカデミー』第53号
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こんにちは!
明るく前向きに自分の財産を築いていこうと頑張るみなさんに、ハッピーな人生を
送るための情報を提供する「ハッピーリッチ・アカデミー」管理人の川瀬です。
今回も前回に続いて、「貸し渋りについて」です。
政府がいろいろ取っている政策は効果があるのでしょうかね。
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『銀行はなぜ貸し渋りをするのか?その2』 「銀行がもっとも恐れるものとは?」
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前回は、「貸し渋り」の発生メカニズムについてでした。
「貸し渋り」の発生原因は、銀行の資産の劣化です。
貸出金や保有株式、債権などの銀行の資産の劣化が進むと資産構造の調整が入ります。
一番手っ取り早いのが、格付けの低い貸出金から順番に回収を始めることです。
こうして貸し渋りは起る、という話でした。
■自己資本比率の新ルールは効果があるか?
「貸し渋り」や「貸しはがし」に対する有効な国の政策とは何でしょうか?
貸し渋りの原因は銀行の資産の劣化であり、自己資本比率の低下でしたね。
であれば、まずはどんどん目減りしていっている銀行の資産を守ってあげることが
大事です。
銀行の資産で今一番目減りしているのは、保有している有価証券(債券や株式)です。
今回の金融危機で保有有価証券に大きな評価損が出ています。
そこで先週、金融庁が自己資本比率規制に対する新ルールを発表しました。
「銀行が保有する有価証券の含み損を自己資本に算入しなくてもよい」というものです。
日本経済新聞(2008年11月8日)は、
「これにより株価急落による自己資本比率の低下を回避できるので、銀行は貸し出し
リスクを取る余地が拡大する。」
としています。
確かに債券を多く保有している地方銀行などはこれでほっと一息つくでしょう。
ただこれは根本的な対応策ではありません。
だからすぐに貸し出しが増えるとは私には思えません。
■銀行が貸し渋るもうひとつの理由とは?
なぜなら、いくら計算に含めないと言っても、有価証券の価格が元に戻らない限り、
含み損が出ていて資本が傷んでいる事実は変わりません。
実質的に自己資本が無くなっていたとしたら、むしろ公表しないことで市場が疑心暗鬼
になる可能性もあります。
「あの銀行危ないらしいよ」という感じで、噂レベルで信用不安が起きたりすることが
あるかもしれません。
銀行が貸し渋りをするもう一つの原因があります。
それは銀行の「資金繰りの悪化」です。
銀行の資金繰りに大きな影響を与えるのが、「預金の減少」と「市場での資金調達難」
です。
つまりその銀行に信用不安が起きた時です。
銀行は「信用」でビジネスを行っていますから、信用がなくなって資金を集めることが
できなくなると倒産します。
ですから銀行が最も恐れるのが資産悪化に伴う「信用不安」です。
結局、根本的に銀行の体力を回復させない限り、本当の解決にはならないのです。
保有資産をきちんと査定し、公表する。
不良資産を切り離し、資本が不足すれば公的資金を注入して自己資本を回復させる。
以前、日本が金融危機の時に取ったこのプロセスが対策の基本だと思います。
■市場はいつごろ落ち着くか?
とは言っても、まずは金融市場を安定させる「市場対策」こそが金融対策の第一歩ですね。
株式市場の安定化に向けた日米政府の動きがどんどん出てくれば金融市場も落ち着いて
くるはず、とは思います。
東証一部平均の平均PBR(純資産倍率)が1倍を切るレベルでウロウロしていますが、
これは明らかに行きすぎですよね。だからいずれ元に戻るはずと思うんですけど・・・・。
日本の市場はアメリカ市場とほぼ連動していますから、アメリカが安定しないと日本だけ
で頑張っても成果はでません。
アメリカ政府と連携して対処しないといけないのですが、今の状況では当分安定しそうも
ないですね。
これでは・・・長引くかもしれません。
今回は以上です。次回もお楽しみに!
【編集後記】 「大学時代のクラス会に行ってきました」
先日、大学のクラス会がありまして、本当に久しぶりに昔の友人たちに会いました。
会うのは卒業以来、という友人もいましたし、見た目が劇的に変わっている人もいました
(私も10キロ太りましたが・・・)が、話すとすぐに昔の感覚に戻ることができました。
とにかく楽しい時間を過ごすことができました。(幹事のH君ありがとう!)
同じ時間を過ごした気の置けない友人っていいものですね。